夜の蕁麻疹

日々の想い、映画や本の感想

2018-01-01から1年間の記事一覧

世界観を守ることと壊すこと

不安感というのは不思議である。 理由のない不安があるのだ。大抵の不安は理由のないものだ、とも云える。理由は大抵、あとからついてくるようだ。未知なものに対する時、人は不安になる。慣れないことをしようとするときも不安になる。失敗したらどうしよう…

歪んだ認識について

どんなに酷いことにでも、人は慣れてしまうものだ。だから、習慣には十分注意したほうがいい。習慣はその人そのものである。 毎日毎日、セックス抜きではいられないのは病気なのだそうだ。人間だれでもセックスが気になってしかたがないものだと思っていたけ…

些事と芸術

「BLUE VALENTINE」を観た。画面に大映しになる主人公たちの表情は一様に重苦しく、倦怠が漂っている。それは日常の様子であり、目新しいものではない。映画という枠に切り取られたときにドラマとなって普遍性をもち、だれもが感じる倦怠が一つの真実のよう…

掻くようにして、書く

夜に蕁麻疹が出るようになった。 なんでも夜になると交感神経の活性が落ちて副交感神経優位になるためにヒスタミン遊離が起こりやすくなるのだとか。本当のことかどうかは知らない。でも、決まった時間に腰周りがムズムズと痒くなり、うす気味の悪い膨疹が蠢…